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かりべ内科クリニックの5つのクレド(お約束)

はじめに

 

クレドとは「企業活動が拠り所とする価値観や行動規範を簡潔に表した言葉」のことです.現在医療を取り巻く環境は刻々と変化しており,様々な問題がおきています.不確かな時代だからこそ院長を含むスタッフ全員が診療や療養指導にあたる際,意思決定のもととなる明確な価値基準,行動規範を設定する必要があると考えました.院長含むスタッフ全員が患者さまにお約束する5つのクレドとしてご紹介したいと思います.

 

患者さまと強い信頼関係を築き生涯にわたって糖尿病診療専門クリニックとしての責任を全うすることをお約束いたします

 

人生100年時代を糖尿病患者さまが生き抜くためには,目先の血糖値だけではなく長期的な視点で合併症が生じないように目配り,気配りをしていくことが大切であると考えます.忙しい診療のなかでは私ひとりで患者さまのお体の変化に気づくことが難しい面もありますので,スタッフと協力して診療や指導にあたる必要があります.患者さまに迷いが生じないように院長とスタッフが同じ方向を向いて歩んでいくことが重要であり,信頼関係の構築につながるものと考えます.「今日はかりべ内科クリニックで診てもらってよかった,安心できた」「かりべ内科クリニックのスタッフさんから生きる勇気をもらうことができた」といっていただけるように患者さまと信頼関係を築いて生涯にわたって糖尿病診療専門クリニックとしての責任を全うすることをお約束いたします.

 

患者さまのお体に生じている問題を自分のこととして受けとめ解消できるように誠意をもって診療や指導にあたることをお約束いたします

 

患者さまのお体に生じている問題を話していただけることもありますし,話していたけない場合にはお顔の色やご様子から推察する場合もあります.推察する場合には「自分だったらどうだろうか」と患者さまの立場にたって想像することにしています.診療では物事を客観的に俯瞰してみる必要がある場合と主観的に感情移入してみる必要がある場合と,両方あると思います.特に糖尿病患者さまが抱えていらっしゃる問題は複雑で難しいことが多いので,様々な視点で考えることが問題の解決につながる場合も多いと感じております.患者さまと同じ目線で自らのこととして受けとめる姿勢を大切にして,誠意を持って診療や指導にあたることをお約束いたします.

 

患者さまをおなまえでお呼びいたします.礼儀正しく一方的にならない双方向のコミュニケーションをお約束いたします

 

患者さまをお呼びするとき,きちんとお名前でお呼びすることはコミュニケーションの基本であると考えます.また患者さまの目をみてお話をすることは「相手を尊重」する礼節をあらわしています.診療が忙しいとどうしても一方的な会話になってしまいますが,患者さまの声に耳を傾けること「傾聴」を意識することで双方向の円滑なコニュニケーションに変えることができると思います.ささいな症状や訴えを伺えたことが大きな病気の発見につながることは少なくありません.患者さまに対して礼儀正しくマイナスの感情を出すことなく,一方的にならない双方向のコミュニケーションをお約束いたします.

 

かりべ内科クリニックでの診療にイノベーション(革新)をもたらし時代に即した糖尿病診療を常に追い求めることをお約束いたします

 

日々複雑化して進歩する医療において生涯にわたり学習することは医療に携わるものにとって重要な責務と考えられています.糖尿病診療においても新しいお薬や注射薬がどんどん登場して目まぐるしく変わっています.常に新しい治療を積極的に学び取り入れる姿勢(革新性)がクリニックにおいても求められています.一方日々の忙しさで現状に満足してしまうと,日々進歩する医療に取り残さてしまいます.職場に新しい治療について働きながら知ることができる風土や環境があれば,知識の蓄積の一助となります.「かりべ内科クリニックでは働きながら新しい治療について学ぶことができる」といっていただけるような職場環境を整えていきたいと思います.

 

患者さまの健康をサポートするために自らの健康についても気を配りベストコンディションで日々の診療にあたることをお約束いたします

 

われわれ医療従事者は患者さまの健康をサポートする責務をはたすために,自らも健康でなくてはいけません.健康を維持していくためには「からだやこころの健康を保つにはどうしたらよいのか」を考え実践する必要があります.一般的には適正な食事(適度な糖質とカロリー)や定期的な運動が大切ですし,こころの健康を保つには前向きな考え方が必要です.糖尿病患者さまに指導する内容について自らも実践することが,患者さまとの信頼につながると考えます.「先生はカロリーを控えたほうがいいといっているが先生はカロリーオーバーだ」といわれては相互の信頼を築くことは難しいと思われます.院長やスタッフが自らの健康についても気を配り,からだやこころのメンテンナスに務めることをお約束いたします.

 

まとめ

 

かりべ内科クリニックの院長,スタッフが日々の診療で拠り所とする患者さまとお約束することを5つのクレドとして述べさせていただきました.医療不安が叫ばれる時代に,患者様の不安をコミュニケーションや信頼感によって少しでも解消できればうれしく思います.院長,スタッフと患者さまの間に信頼関係が築けて「またかりべ内科クリニックに通院したい」といってもらえるよう5つのクレドを日々の診療において実践していくことをお約束いたします.次回はオープニングスタッフの3つのメリットについてお話したいと思います.

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