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生涯をかける糖尿病診療専門クリニック

はじめに

クリニック開院を決意する際にはさまざまな理由があると思います.一般的には理想の医療を追求するため,あるいは勤務医としての将来に限界を感じた,クリニック経営を含めたやりがいなどが多いかと思われます.わたしが病院勤務医から独立してクリニック開院を決意した理由についてお話したいと思います.

 

生涯現役の町の頼れるお医者さん

大きな組織で高い地位を目指すよりは患者さまと向き合って日々診療を続けていきたいと感じたことです.大きな病院では患者さまの診療以外にも病院を管理すること,すなわち内部を統率することも重要な仕事です.役職が高くなっていくに従って管理業務.出席しなければならない会議も増えていきます.当然時間には限りがありますので診療する時間は少なくなってしまいます.小さなクリニックでは内部を管理する必要性はありませんし会議ももちろんありませんので患者さまの診療により多くの時間をさくことができます.生涯にわたって患者さまと向きあう町のお医者さんが私の描く理想のお医者さんの姿なのです. 

 

個々の患者さまにあわせた糖尿病診療を目指して

大きな病院は学会の指導施設に認定されていますので治療は学会の標準的な治療が中心となります.新しい薬剤などを使用する場合でも病院内で委員会の承認をうけなくてはいけません.糖尿病診療は患者さまの数だけ治療法が存在するといわれております.特に新薬が次々と発売される現状では新しいお薬を個々の患者さまの病状に応じて使い分けることも重要です.新しい薬剤を使用するハードルがより低いことは小回りのきく糖尿病診療専門クリニックの利点と考えられます.患者さまのご要望にスピーディにお答えできるのは小さなクリニックだからこそできるのではないかと考えました.

 

メディカルディレクターとしての役割

大きな病院では専門分野に分かれて診療を行っております.糖尿病患者さんがお腹が痛い場合には消化器内科を受診していただくことになります.小さなクリニックでは患者さまのご心配ごとやわずかな体調の変化についてご相談をうけることも大切な役割と考えます.特に大腸の病気は小さな症状から重大な病気の発見につながることも珍しくありません.日常診療において糖尿病患者さまのお体に関するご相談をお受けすることは大きな病院での診療では難しい面もあり小さなクリニックだからこそできることなのではないでしょうか.

 

まとめ

大きな病院にくらべて小さなクリニックのほうが糖尿病専門医として糖尿病患者さまにとってよりお役にたてるのではないかという考えのもと病院勤務医から独立して糖尿病診療専門クリニック開院を決意いたしました.わたくし(苅部豊彦)は生涯をかけて全うする覚悟でかりべ内科クリニックでの診療や経営に誠心誠意努めてまいります.次回はかりべ内科クリニックのミッション(使命)についてお話したいと思います.

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